『新企画』

鈴木おさむ著、幻冬舎、6月20日に読み始めて6月24日に読了しました。

企画とは何かと聞かれると、僕は「種」だと思っています。
種を蒔く人生も楽しいですが、種そのものを作ることはもっとおもしろい。

美人の女性にね、「かわいいですね」と言って、僕が一番信用しないのは「そんなことないです」という人。
僕が信用するのは、「かわいいですね」と言ったら、「ありがとうございます」と認めた後に「顔はかわいいって言われるんですけど、性格悪いって言われるんです」とか、自分の弱点を言える人、そうすると、かわいさの得点がより上がる気がする。

僕は「好奇心」というのは最高の才能だと思っています。人が知らないことを知りたい。そしてそれを伝えたいという気持ち。

人がしたことのない経験をしている人は「興味を持たれる」

自分が経験出来ない人生を歩んでいる人には積極的に会う。自分の仕事に関係ない人こそ、その話は刺激になる。遠いところにあるものこそ、実は一番の栄養になる。

制限というのは、ものの意外なおもしろさを照らし出すことがある。

新しいアイデアは他人と同じインプットからは生まれない
インプットは質と量どちらも大事。
そして質は意外なところに落ちている

自分で選ばないモノを見て趣味を広げることも、頭の検索エンジンに情報を入れていくうえでとても大切です。

自分の守備範囲外のことをいかにキャッチできるようになるかは、とても大切。それが頭の検索エンジンに蓄積されて、急に何かを思いつくことがあるのです。

自分のフィールド外の人と出会うことで、自分の生活ではキャッチ出来ない情報が沢山入ってくる。

「ひっかかり」「マイナスの感情」を
うまくコントロール出来たとき、
大ヒット企画は誕生する

アイデアは企画化し、
実現して初めて価値を生む
そのためには「バカ」と「根性」が必要

新しいものを作るには単純に「根性」が必要だ。
僕は才能のある人はみんな「根性」があると思っている。

一つの企画で自分らしさを出すということはとても難しいことだ。だけど自分らしさがなければ、他の人でもいいということになり、自分の価値はなくなっていく。

10年近く前に、品川庄司の品川君が僕に言った言葉。「やる」と「やろうと思った」の間には大きな川が流れている。
この言葉、本当に大好きな言葉になりました。
「やろうと思ってる人」は沢山いて、それを実際「やった」にすることって本当に大変で、この薄皮一枚に思われる皮が実はとてつもなく分厚いのです。

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