國分功一郎著、朝日新聞出版、9月11日に読み始めて9月24日に読了しました。
そして本書をお読みいただければ分かるように、見つけ出された答えのほとんどは哲学を通じて発見されたものである。哲学が本来何かの役に立つものであるのか、何かの役に立つべきであるのかは知らないが、私自身は必要があって哲学に取り組んだのである。そして人生における難問に立ち向かう上で重要な認識を私は哲学から得た。私にとって哲学は人生論である。そして哲学が人生論であることと、哲学が自然や社会や政治についての重要な知見を与えてくれることとはすこしも矛盾しない。『哲学の先生と人生の話をしよう』は、私のそうした素直な思いが形になった本である。
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