斉須政雄著、幻冬舎、9月30日に読み始めて10月9日に読了しました。
珠玉の言葉がたくさんありましたが、とくに気に入っているのは下記の言葉です。
眺めていては見えないものを、見つめることによって見極められる人。
ふつうは流してしまいがちなものなのに、まるで顕微鏡でモノを見るように明確に見つめることのできる人。
ぼくは、そんな人になりたかった。料理人として一般の範疇のアイデアを逸脱できるかどうかの分かれ目は、見つめるという姿勢が取れるかどうかにかかっていると思っています。
思惑を超えたことをやる人って、何か「静か」ですよね? さわやかで健やかで人知れず生きてて、だけどやるぞという時にはぶっちぎる。
ふつうにしているけどやる時はやるというのが、すごい人なんじゃないかなぁと感じます。「ふつう」って、無味無臭で透明人間なんですよ。
コメント