『超クリエイティブ』

三浦崇宏著、文藝春秋、10月15日から読み始めて今日読了しました。

熱いけれども理知的な言葉に胸が躍りました。それらの中から一つだけ引用します。

僕の考えでは、コアアイデアを生み出す力は、極めて個人的な心象風景の中で培われているものです。それぞれの生い立ちや、挫折体験、人間関係。そうした経験を通過していく過程で、個人と社会の関係に思考を巡らせ、やがて世界の複数性に対する視点を獲得する。ものの見方は一つではない、一般にはこうイメージされているけれども、本質は別のところにある――そうした「変化の触媒となる」本質的な価値の発見をする力は、個の深い部分からしか出てこないのです。

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