『日本の生き筋』

北野幸伯著、育鵬社、8月26日に読み始め、今日読了しました。

p37 それは、「国の品格は、結局『人』だな」と思うからです。
もっというと、国の品格は、「人の善良さによる」と。

p74 ここまでで私が提案する改革、三つのキーワードが出そろいました。

①国家の品格は、国民の「善良さ」にかかっている。
②国民が善良でいられるには、「余裕」が必要。
③格差がひどい状況になっている。スマートに「格差解消」しなければならない。

p131 私が強調したいのは、日本は諸外国から、いろいろなものを取り入れ、変化してきましたが、依然として「日本人は、日本人だった」ということです。

p135-136 自由な時間は、人々の心に余裕を与え、余裕は幸せと善良さを増やします。
「真の働き方改革」で日本人の幸福度(現在世界五四位)は、ずいぶんアップするに違いありません。

p148 はっきりしているのは、人々は、「仕事を求めて移動する」ということ。

p174 もう一つ、「両親の近くに住もう運動」を推進すればいいと思います。
 なぜでしょうか?
 両親の近くに住むことで、余裕が生まれ、結果、人々の善良さが増す。
 同時に、都会と地方の格差が縮小していく。

p199 あるいは、子供がカルシウム不足でキレやすくなるのなら、大人だってカルシウム不足でキレやすくなるのではないのでしょうか?
 もちろん、大人は、子供と違い、感情を抑制することができます。
 しかし、抑制する必要のない場では、思う存分キレているのかもしれません。
 ある大人は、自分の子供と二人の時は、心置きなくキレているのかもしれない。

p287 どんな会社でも、「私たちは、こんな会社です」「私たちの製品には、こんな特長があります」と宣伝しなければなりません。
 ですから、日本の魅力を伝えることは、わが国にとってよいことです。

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