読書

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『人間不平等起源論』付「戦争法原理」

ジャン=ジャック・ルソー著、坂倉裕治訳、講談社学術文庫、3月9日に読み始め、3月31日に読了しました。 道徳論者たちがなんといおうと、人間知性は情念に多くを負っており、また、一般に認められているように、情念も人間知性に多くを負っている。両者...
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『哲学書簡』

ヴォルテール著、斉藤悦則訳、光文社古典新訳文庫、2月6日から読み始めて2月13日に読了しました。 今まで読んできた哲学の本の中で、いちばん読みやすかったです。光文社古典新訳文庫は初めてですが、「新訳」ゆえか、ヴォルテールの書いた内容や書き方...
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『日本語の作文技術』(2回目)

本多勝一著、朝日文庫、2019年11月22日に読み始め、12月16日に読了しました。 『PYON'S HONG KONG』の原稿執筆に取り掛かる前に、読み直したいと思ったのです。初めて読んだのは2003年8月4日~12月12日で、会社で配ら...
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『名作コピーの教え』

鈴木康之著、日本経済新聞出版社、10月21日から読み始め、12月12日に読了しました。 p4 ゆっくり読んでください。日常、新聞やポスターを前にしたときの一読者としてのようにさっと読んではいけません。テレビやラジオの一視聴者としてのように気...
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『啓蒙とは何か』

カント著、篠田英雄訳、岩波文庫、9月5日から読み始め、11月21日に読了しました。 p49 私の考えは、哲学者(いずれにせよ哲学者は、歴史に精通していなければならない)が、経験的立場とは別の観点から試みるような歴史に対する一つの着想にすぎな...
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『アダム・スミス』

堂目卓生著、中公新書、9月16日に読み始め、9月25日に読了しました。 「言いかえれば、社会秩序を導く人間本性は何であろうか。『道徳感情論』において、スミスは、この問題に答えようとする。  したがって、スミスが容認したのは、正義感によって制...
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『現代君主論 経済覇権編』

北野幸伯著、ダイレクト出版、8月23日から読み始め、今日読了しました。 p8 頭の中で何か考えるときに、「国益って何だろうな。国益を達成するために何だろうな」っていう思考の癖がついてしまって、私が日本のことを考えるときも、「日本の国益は何だ...
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『香港を知るための60章』

吉川雅之・倉田徹編著、明石書店、2017年8月10日に読み始め、7月15日に読了しました。 p3 「何故香港なのか」という学生からの問いに対して、「日本を相対化して見る上で最も恰好な社会だから」と答えたことがある。現今の諸問題や将来像まで含...
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『日本の生き筋』

北野幸伯著、育鵬社、8月26日に読み始め、今日読了しました。 p37 それは、「国の品格は、結局『人』だな」と思うからです。もっというと、国の品格は、「人の善良さによる」と。 p74 ここまでで私が提案する改革、三つのキーワードが出そろいま...
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『死ぬこと以外かすり傷』

箕輪厚介著、マガジンハウス、8月16日に読み始め、今日読了しました。 p6-9 編集者は最強だと感じる3つの理由がある。1つ目は「才能カクテルが飲み放題」だから。(略)2つ目は、「ストーリーを作れる」ということ。(略)そして3つ目は「人の感...